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米澤穂信 「さよなら妖精」

さよなら妖精 (創元推理文庫)さよなら妖精 (創元推理文庫)
(2006/06/10)
米澤 穂信

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しかし、幸福が不満だからといって、わざわざそれらを打ち捨てガード下をねぐらにするのも愚かしいことだ。それは単に不自由ごっこに過ぎない。教室で本を読む人間がマイノリティであると知っているなら、わざわざそうしたりはしないのと同じだ。おれが得たいのは自己満足ではない。断じて、それではない。



異国の少女との出会い。しばしの交流の後、少女は戦地となった故郷へと帰っていく。
それなんて(ry

日常の謎を解いていく、という形は古典部シリーズを踏襲していますが、今回は主人公に謎解きを強いるのが異国の少女マーヤということで、外から見た日本文化の不思議さが描かれていて中々に新鮮です。
しかし、古典部シリーズのスタイルを踏襲しつつも、終盤に至るにつれ社会的なメッセージ、問題提起なようなものを感じられるのがこの作品です。特に別れの場、守屋の独白の後の告白とそれに対するマーヤの答えの温度差にそれが端的に表れていると思います。守屋の独白に少なからず共感する所があるだけにとても切ない終盤ですが、読後感は悪くなくとても良い作品です。
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菊地正典 「プロ技術者になる!エンジニアの勉強法」

プロ技術者になる エンジニアの勉強法プロ技術者になる エンジニアの勉強法
(2008/10/17)
菊地 正典

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しかし、そこで大事なのは、情報の信頼性を確認することを含めていうと、社内あるいは社外を問わず、いろいろな技術分野におけるキーマン(専門家)をあなたの人脈として築いておかなければならない、ということです。



既に技術者として企業で働いている人に向けたものなので、
時期尚早のような気がしないでもない。
本棚に眠らせておいて、またその時になったら読もうと思う。


内容としては全体的に、人との交流の大切さを説いているように感じられた。
開発と生産の間の連携や、情報の収集のために人脈を築いていくことの重要性が、
繰り返し述べられている。これに関しては、研究室での生活に適用できるだろう。
研究室に入り、何か知りたいことがあったら詳しい人に積極的に聞いていき、人脈を
築いていきたいと思う。

伊藤計劃 「ハーモニー」

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
(2008/12)
伊藤 計劃

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我々の魂とは、進化がその場その場で継ぎを当ててきた双曲線的な価値評価の産物でしかない。


伊藤計劃の第2作。前作、虐殺器官と時系列の繋がりを持っているけど、単体でも特に問題なし。

全人類の命が容易く掌握されてしまうような、システムの脆弱性など若干腑に落ちない点も
あるけど、前作でも見られた近未来的なガジェットや、他作品のパロディなんかは結構楽しめた。
見知らぬ人々が互いを監視し善意を押し付け合う息苦しい世界も、大災禍の反動としてみれば
ありえない姿とも思えない。とりあえず、珈琲が禁止されるような世界は願い下げだけど。

そういえば、大学2年の時、「ユビキタスコンピュータの応用例」のプレゼンで、
医療に関する応用例として、人体に取り付けたコンピュータが健康状況に関するデータを取得し、
それを各病院のサーバに送り、一元管理し、異常が見られたら対処する、
というような案を考えたことがあった。結構この話と類似している気がする。
データを取得するだけなのか、実際人体に働きかけるのかというのは大きな違いで
実現のためのハードルもかなり変わってくるとは思うけど。

*このプレゼンは、学科配属のための参加者自由の試験だったけど、結局知らない間に
閉め切りが過ぎていて受けられなかった。もし、受けていたら情報科に入れていたのに、と
後悔しないでもない。




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Author:take
◆HP -2008.10.18更新
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